のいずれかを満たすものと定義されます。
LDL(低比重リポタンパク)コレステロールは、いわゆる悪玉コレステロールであり、HDL(高比重リポタンパク)コレステロールはいわゆる善玉コレステロールです。一般的にはLDLコレステロールが上がれば上がるほど、HDLコレステロールが下がれば下がるほど動脈硬化が起こりやすくなると考えられています。中性脂肪に関しても動脈硬化、糖尿病、急性膵炎との関連が示されていますので、注意が必要です。
脂質代謝異常そのもので自覚症状を起こすことはほとんどなく、検診により指摘され、医療機関を訪れるケースがほとんどです。脂質代謝異常は動脈硬化の重要な危険因子であり、これにより脳血管障害や虚血性心疾患など動脈硬化性疾患を合併し、生命に危険をもたらします。
日本人の血清コレステロール値は、男性では30~70代までは加齢の影響をほとんど受けませんが、女性では加齢とともにコレステロール値が上昇し、特に閉経後に上昇します。脂質代謝異常は加齢や食事・運動などの生活習慣だけでなく、遺伝因子によって大きく影響を受けます。