「慢性腎臓病」が持続し、末期腎不全になると透析しなければならないだけでなく、心筋梗塞や、脳卒中などの循環器系の合併症を起こすリスクが高くなります。また、上記のように、高血圧や糖尿病等も、腎機能の低下に関連があります。
つまり、慢性腎臓病は他の生活習慣病と非常に大きく関連していると言えます。
腎臓は、肝臓同様に「沈黙の臓器」とよばれ、なかなか自覚症状が現れにくく、また初期症状として、「疲れやすい」「頭痛」「カラダがだるい」「むくみ」などがありますが、他の病気にも見られる症状なので、なかなか腎臓病という自覚は持ちにくいものです。
そのため、発見が遅れ、気づいたときには非常に悪化していて、透析を余儀なくされるまでになっていた・・という事態も考えられます。
したがって、早期発見、早期治療が非常に大事な疾患です。
慢性腎臓病になりやすい遺伝的体質を持っている方は、定期健診や人間ドックなどで、タンパク尿を定期的に検査することが早期発見に繋がります。
遺伝因子から見た発症リスクを知るという意味で、ジェノマーカーは非常に有効です。「沈黙の臓器」だからこそ、早めにその異常に気づき、早めに対処することで、進行を食い止めることができる疾患でもあるのです。